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アルコールチェッカーは役に立つの?

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呼気中のアルコールを自分で検査する機器、いわゆるアルコールチェッカー。これは一般に市販されており、ネット通販でも簡単に手に入ります。

値段はピンきりで、計測後の表示方法もそれぞれ。濃度を0.01mg単位で表示してくれるものもあれば、数値は表示されずにOKかNGかぐらいの簡単な表示のものもあります。

高級機になると、検出結果が細かく表示される、検出できる数値の上限が大きい、センサーの質がよい、などの違いがあります。

実際、使ってみてどう?

11774258_878826428865522_984816178_nネットで評判のよさそうなソシアック(sc-103)を使ってみました。

電源を入れ、まず15秒待ちます。カウントダウンが終わると「GO!」ランプが光り、息を吹きかけます。そして数秒後、検出結果が出ます。

手順はたったこれだけ。とても簡単に使えます。

こんな感じで、呼気中のアルコール濃度を測ることができます。飲んでなければ0ですし、飲めば相応のアルコールが検出されます。

息を強く吹きかけたり弱く吹きかけたりしても、出てくる数値が大して変わらないということは、それだけ信頼できるのかな、というのが個人的な感想。

アルコールチェッカーの種類

アルコールチェッカーで使われているセンサーは、半導体ガスセンサーと燃料電池式センサー(電気化学センサー)の2種類があります。

前者の半導体ガスセンサーは製造コストに優れ、市販されている価格も安くなっています。アルコールチェッカーとして市販されているもののほとんどは、半導体ガスセンサーです。

燃料電池式センサーは、高価なのですが、数値が正確に出やすい(他の影響を受けにくい)というメリットがあります。できるならこちらが欲しいですが、ちょっと値段の差が半端無いので、業務用で購入する場合を除けば、通常はガスセンサー式を選ぶことになります。

ガスセンサー式の注意点 寿命に気をつけよう

ガスセンサー式、安いんですが、マイナス面もあります。

  • アルコール以外の影響を受けやすく、数値がばらつきやすい
  • 寿命が短い

ガスセンサー式も、検知器としては十分に活躍します。

しかし、経年劣化があり、意外と寿命が短いのが玉にキズです。センサーがダメになって役に立たなくなった、というケースが多く見受けられます。

形ある物いつかは壊れるのですが、これの何が困るって、センサーの寿命がきてるかどうか外観からは分からない、ということです。センサーがダメになってても電源は普通に入りますし、チェック機能も(見た目は)動きます。ただ、表示される数値が正確じゃなくなってます。いつも0とか、MAXとか。

これでは、せっかく息を吹きかけて「よし、大丈夫だ」と思ってたのが、後で大変なことになりかねません。

寿命の長さは製品によりまちまちですが、大体1年程度のようです。

なお、これは健康管理のためとして売られているものなので・・・

一般に市販されているアルコールチェッカーは、健康管理のための機器として市販されているものです。

飲酒運転になるかどうかの判断に使ってくださいとは書いてありませんし、検出結果は呼気中のアルコール濃度を保証するものではありません。実際のところ、この目的での使用がメインだとは思いますが、数値は参考程度に留めましょう。過信は禁物です。

 


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