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交通違反の基礎知識

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交通違反とは

飲酒運転は、交通違反の1つです。

交通違反とは、一般的には「道路交通法などに定められた法律や規則に違反すること」です。

飲酒運転の他にも、スピード違反や一旦停止違反、運転中の携帯電話などがあります。これらは全て道路交通法により定められているもので、それぞれの罰金や点数が定められています。

ここで1つポイントとなるのが、「道路交通法は公道を対象としている」という点です。

交通違反は公道上のみ対象

公道とは、その名のとおり、公の道路です。普通の道路です。国道などの幹線道路の他、身近な生活道路も、公道です。この公道上で交通違反を犯すと捕まります。

逆に、個人所有の道路や敷地、いわゆる私有地は私道です。私道は、原則として道路交通法の対象外です。そのため、私道で交通違反となるもの、例えば飲酒運転やスピード違反になるような運転をしたとしても捕まりません。サーキットがいい例ですね。

例外もあります

但し、全ての私有地が私道として扱われるわけではなく、私有地であっても公道として扱われることがあります。つまり、私有地であっても道路交通法の対象になることがあります。

例えば、スーパーやショッピングセンターの駐車場。これは私有地ですが、誰でも出入りできるものです。このとき、道路交通法では

私道であっても、人や車が自由に通行できるものは「一般交通の用に供するその他場所」として、道路交通法上の「道路」とみなされる

という規定があることから、私有地であっても公道として扱われることになります。

サーキットのように、誰でも勝手に入ることのできない場所、クローズドな場所は、私道扱いになります。自宅の駐車場や庭などは、私有地であり、勝手に誰でも入っていい場所ではないので、私道になります。

なので、自宅の駐車場や庭で飲酒運転しても捕まりません。酒を飲んで駐車場内の車を動かしたところで、飲酒運転には問われないのです。

しかし、それがショッピングセンターの駐車場だった場合は、捕まる可能性がある、ということです。


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